第三春美鮨_美術館

私が作った陶芸の作品紹介をするページです。私が食器を作成するようになった経緯も掲載しています。是非ページ一番下までご覧くださいませ。
撮影:与田弘志さん

作品集その1
作品集その2
作品集その3
作品集その4

鮨屋の職人が食器を製作するようになったワケ

40年もの昔、店で使う食器は築地、又は合羽橋の瀬戸物屋で買っていました。当時は食器を作る専門の作家がいるという事さえ知りもしませんでした。未熟な鮨職人にとって器を揃えるというのは非常に良い楽しい仕事ではあったのですが、反面大変難儀な仕事でもありました。

器の製作者の意図や名前、産地名、種類、歴史など、それらの使い方も器の持つ面白さもよくわからないままに、自分勝手にただ自分の趣味と興味だけで選び、購入していたものでした。しかし次第に欲求不満が生じてきたのです。もうちょっと面白いものを、もうちょっと高価なものが・・・との思いが募ってきたのでした。
そんな時、馴染みのお客さんに自分で作ってしまえば?と「日本陶芸倶楽部」(日本で一番最初にできた最高の陶芸倶楽部)を紹介してくださったのです。それがなんと40年、見事にはまり、無我夢中で作ってきました。そして勉強もしてきました。僕にとっては趣味と実益、一石二鳥の世界で、再異能が一番発揮できる運命の出会いとなりました。とにかく面白く、嬉しく、ワクワクする世界の始まりでした。

今回55年の鮨屋稼業からの引退に当たって、僕の鮨の写真集『鮨 sushi』の写真を撮ってくださった日本を代表するカメラマンの与田弘志さんが40年間に作った器の数々を写真として残してくださいました。是非じっくりご覧下さい!

長山一夫